エピクロスの園(サロン)と淫蕩(いんとう)について
古代ギリシャの哲学者エピクロスが開催していた史実のエピクロスの園は、快楽主義を基に自給自足生活を送るアカデミーのようなものでした。
エピクロスの提唱する快楽論というのは、酒や色欲に耽溺(たんでき)する淫蕩(いんとう)生活とは実の所は無縁で、むしろ快楽を質実な哲学と論じることを基盤としていました。
今作で登場するエピクロスの園(サロン)は、淫蕩(いんとう)をしてもその哲学の基盤と考えるという架空を取り入れています。エピクロスの園(サロン)、通称サロンで生活する人々には、芸術は快楽の中にこそありその芸術の為ならいかなる淫蕩(いんとう)生活も猥褻(わいせつ)表現も享受するという持論があります。
エピクロスを揶揄(やゆ)したこの表現は、近年シンカイ市において施行された過剰性的表現防止法案に対する反抗の意味としても用いられています。
(この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。)






