ご挨拶
海賊ハイジャックも1年の準備期間を置きまして、前回の5回航演「Spread your wings」とほぼ同じ日程でこの第6回航演「俯瞰する庭園」を迎えることになりました。航演まで大変長らくお待たせしたことと、更新がのびのびになってしまったことについて、深くお詫びいたします。
さて、今回の舞台ですが、ちょっぴり素敵にキチガイです。例えれば動物園でコアラに向かって愛の告白を囁きかけ続けるぐらいのはなしです。突然なのですが、海賊ハイジャックの舞台は「瞬間の舞台」です。まっさかさまに落ちる絶叫コースターに乗って気分だけは高揚していくその瞬間の爽快感、それが「瞬間の舞台」の醍醐味だと思い、海賊ハイジャックはその高揚感を常に捻出させていきたいと心がけています。そのためには舞台上で嘘は語らず、本気で物事に向かい、考え、行動し、また慟哭し、高揚していかなくてはなりません。中にはその感情の揺さぶりに耐えられず、「こんな演技はできないよ」と嘆く役者もいることがありますが、それを知りつつ、その例えようのない演技を貫こうと、皆が皆、白熱しておる次第でございます。
まるでコイルを描くように感情を掘り下げていき、どん底でコイルをバネに変えて一気に跳ね上がる。そんな破天荒な爽快感を皆様にお見せできれば幸いです。
端的にまとめれば、
人が当たり前に認識していることこそ、最もミステリアスなバラード(叙説)である。
是非バラードを、ザムザ阿佐谷に観にいらしてください。演者・スタッフ一同、心より皆様のことをお待ちいたしております。
脚本・演出 宇野正玖